
時には都会の喧噪から離れ、自然の中でのんびりしたいと思いませんか?
その願いを叶える方法には、地方に家を持ち、週末だけ田舎で過ごす「週末移住」やリゾートマンションなどのセカンドハウス所有、あるいはリゾート地でのホテル滞在など、さまざまな方法があります。けれども、どれもお金がかかることは否めません。
たまに利用する形でいいからリーズナブルに別荘を持つ方法はないか考えている方は多いでしょう。
そんな方におすすめなのが「シェア別荘」です。
この記事では、シェア別荘のシステムやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
シェア別荘とは
シェア別荘とは、複数のメンバーでひとつの別荘のオーナーになる方法です。
共有でひとつの物件を所有するため、購入費や初期費用はもちろん、管理費や維持費も所有者全員での負担になります。そのため、普通に購入するよりもずっと費用を抑えられます。
また、別荘ならホテルや旅館では味わえない体験ができます。
独立した建物で静かにバケーションを過ごす、あるいは別荘の前で仲間とガーデンパーティーやバーベキューを気兼ねなく楽しめるのもシェア別荘ならではです。
自分だけのものではないため利用日数は限られますが、1年のうち数日しか使わないという方にとってはメリットが大きいといえるでしょう。
シェア別荘のメリット・デメリット
続いて、シェア別荘の具体的なメリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット
シェア別荘なら、別荘を購入した場合に感じるデメリットはほぼ解消されます。
シェア別荘の利用によって得られるメリットは以下のとおりです。
低価格で別荘を利用できる
シェア別荘のメリットといえば、なんといっても低価格で別荘が手に入る点です。シェアする人数で料金を割るため、一人当たりの負担が少なく済みます。
また、予算に余裕が出るため、単独で購入するよりも豪華で広い物件を選ぶことも可能です。
さらに、購入後に必須となる維持管理費用なども、個人で持つよりずっと抑えられます。
管理の手間が省ける
別荘を個人購入した場合のデメリットとして多くの人が挙げるのが、管理の大変さです。
個人所有の場合、掃除やメンテナンスはすべて自分で行わなければならず、それらにかかる経費も支払わなければなりません。
管理のために別荘に定期的に通う必要も出てきます。せっかくリラックスするために行っても、まずは別荘の掃除からはじめなければいけないことに辛さを感じる方は多いでしょう。
どうしても定期的に通うことが難しい場合は管理人を雇うなどの対策をとらなければなりません。
しかし、シェア別荘なら管理会社がそうした管理を一手に引き受けるため、手間やコストが省けます。
移住体験に使える
シェア別荘は短期契約がほとんどです。そのため、契約期間が終了したら利用するシェア別荘を変えるといったことも可能です。
シェア別荘のシステムは、気になる土地での移住体験にも向いています。
将来住んでみたい土地にシェア別荘を持てば、移住前のプレ体験ができ、いざ引っ越しを決める際の良い参考になるでしょう。
デメリット
リーズナブルかつ管理の手間もないシェア別荘はいいことづくめのようですが、デメリットもゼロではありません。
続いて、シェア別荘におけるデメリットについて解説します。
年間での契約になる
シェア別荘は基本的に1年内での契約がほとんどです。
比較的短期間とはいえ、契約中の解除はできないというデメリットがあります。
利用してみたらイメージと違った、という場合も解約は難しいため、エリアや物件選びは慎重にする必要があります。
長期利用は難しい
シェア別荘は所有権のある複数人で使うことが前提のため、利用日数(専有日)が限られます。
そのため、長期滞在したいと思ってもなかなか難しいという面があります。
追加料金を支払うことで利用日数を増やせる場合もありますが、シェア別荘によって異なるため、事前に調べておきましょう。
物件が少ない
シェア別荘は近年増えてきたサービスです。そのため、現段階では物件の数はそれほど多くありません。
シェア別荘のあるエリアも限られているため、希望の地域にシェア物件が全くないというケースもあります。
評判のシェア別荘
ここでは国内の人気シェア別荘をご紹介していきます。
これからシェア別荘を探そうという方はぜひ参考にしてください。
長野「軽井沢ザ・テラス」
避暑地や別荘地として人気の軽井沢は、国内でもシェア別荘の数が多いエリアです。
中でも評判なのが、シティインデックスが保有する「軽井沢ザ・テラス」です。閑静な緑の中に建てられた300坪超えの別荘は誰が見ても気に入るはず。
解放感のあるリビング・ダイニングキッチンや、大型デッキテラスなどを備えており、大人数での滞在にもぴったりです。
大型アウトレットモールやゴルフ場も近く、充実した軽井沢ライフが楽しめます。
◆詳細はこちら
https://www.cityindex.co.jp/resort/share/
山梨「フェザント山中湖」
「フェザント山中湖」は、自然の中でのライフスタイルを提案し続けているBESSによるシェア別荘です。
使う分だけ購入できる「タイムシェア方式」を採用。木の魅力を生かしたログハウスでの滞在を思う存分楽しめます。
薪ストーブやハンモックなど、ロハスな雰囲気に溢れているのも特徴的。
目の前には山中湖と富士山が。季節ごとに表情を変える自然の中で充実した時間を過ごせます。
◆詳細はこちら
https://www.bess.jp/pheasant_yamanakako/
京都「フォレスト倶楽部 るり渓谷」
京都での別荘生活を考えているなら、南丹市にある「フォレスト倶楽部 るり渓谷」はいかがでしょうか。
半露天風呂付の別荘は高級感あふれるラグジュアリーな雰囲気が魅力的。落ち着いた奥京都の地で、非日常を体験することができます。
大阪市から車で1時間程の好立地。関西圏でシェア別荘を探しているならイチオシの物件です。
◆詳細はこちら
https://www.forest-c.co.jp/b-type-lp/
リゾート会員権で別荘持ちになれる
個人での別荘購入やシェア別荘の他に、第三の選択肢としてリゾート会員権があります。リゾート会員権とは、そのリゾートクラブが全国各地に所有する施設を利用する権利のことです。
ちなみに、リゾート会員権には、不動産そのものを区分所有する「所有権型」と、施設利用権だけを持つ「利用権型」の主に2パターンが存在します。
いずれにせよ、リゾート会員権があれば各地のリゾートホテルや施設を別荘のように使えます。
シェア別荘とは違い、ひとつの建物に限った契約ではないため、1年のうちにさまざまな施設を利用することが可能です。
また、管理やメンテナンス等の面倒な部分はすべて管理会社が行うので、あらゆる手間が省けます。
さらには管理費などの諸費用も年会費に含まれるため、プラス利用費だけの少ない負担でリゾート時間を満喫できます。
別荘購入にともなう煩わしさはできるだけ避けたい、という方におすすめの方法です。
リゾート会員権参考価格
リゾート会員権の参考価格として、セラヴィリゾート「オアシスクラブ」の料金をご紹介します。
オアシスクラブ(通常会員) 入会金 1,200,000円(税別) 年会費 30,000円(税別) |
オアシスクラブでは、全国60か所以上の施設に特別価格で宿泊できます。施設内容も高級リゾートホテルから別荘のイメージに近いコテージタイプまで、多彩な種類から選ぶことが可能です。
また、もっとも大きなメリットは予約が取りやすいという点です。
お盆やゴールデンウイークなどの大型連休の時期はどうしても予約が集中してしまいます。そのため、キャパの限られたシェア別荘や旅館、ホテルなどは、予約が遅れるとあぶれてしまうことも少なくありません。
しかし、リゾート会員権なら混雑する時期であっても優先的に予約することが可能です。
さらに、会員限定イベントが豊富、相続や譲渡がしやすいなど、リゾート会員権のメリットは多々あります。
個人で所有することはもちろん、法人で購入することも可能なため、従業員の慰安にも利用できるという利点もあります。
シェア別荘よりも価格を抑えて、いろんなところでリゾートを楽しみたい方はリゾート会員権の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
リゾートトラスト会員権の種類|エクシブ・ベイコートの価格・仲介売買相場